小嶋悠紀先生の講演会に行ってきました

2019年3月3日(日)の『小嶋悠紀講演会 〜早期発見・早期介入で実現する子どもの豊かな未来〜』と『小嶋悠紀コアセミナー 〜ボストンで見た,世界最先端の特別支援教育は日本にどのように輸入できるのか〜』 を4時間程度に渡って講演していただきました。

小嶋悠紀先生はTOSS(Teacher's Organization of Skill Sharing)という教育技術を提唱する団体の副理事長をなさっており、長野県を中心に保育園から中学校までの特別支援に携わっているそうです。日本を超えてアメリカでの特別支援教育の視察を行うなど精力的に活動なさっています。

本講演ではその貴重な経験で得た知識をお話しくださいました。

「教科書の32ページを開いてください」「え?先生何ページですか?」という事態がなぜ起こるのかといった親しみやすい題材から、じゃあどのように声掛けを行うとよいのか、どういう支援を行うと良いのかなど症状別に、エビデンスや実際の映像を示しながら具体的かつ理論的に教えて下さいました。

ボストンでの特別支援教育視察のお話では目からウロコな情報がここでは伝えきれないほど膨大に詰め込まれており、いかに日本の支援体制が遅れているかを痛感させられました。なかなか国民性や文化の違いもあると思うので、今回得た知識をそのまま実践するというのは難しい部分もあるだろうなと思うところもありましたが、環境調整やこどもの苦手分野へのアプローチの仕方、使っている道具などとても参考になりました。「日本と全然違う!」と何度思ったことやら…。

日本の支援のあり方、自分たちの支援のあり方を考えさせられるとても濃い内容の講演会でした。より良い支援ができるよう今回の講演内容で得たことを活かせていきたいと思います!

それでは!🌸

 

2019年03月04日