支援内容

言語訓練(吃音・構音指導等),機能的コミュニケーション訓練,認知行動療法,ソーシャルスキルトレーニング,認知機能強化トレーニング(コグトレ),ポーテージプログラム,学習支援,ペアレント・トレーニング,インリアル・アプローチ,TEACCHプログラム,拡大代替コミュニケーション(AAC),運動療法(ボバース等),感覚統合,ADL訓練,摂食機能療法,呼吸理学療法,プレイセラピー(遊戯療法),心の理論,職業支援,家族指導など、対象児の特徴に合わせていろいろな手技を提供していきます。
 しかし、訓練や支援に執着せず、一番は楽しく通ってこられる場所であることが大切だと考えます。


総合的な支援プログラム

 事業所全体の支援プログラムはこちらです。



ポーテージプログラム?

 「ポーテージ」というのは、アメリカ合衆国ウィスコンシン州にある人口1万人強の小さな市の名前です。ここにはCESA5という州の教育行政援助機関が置かれています。このCESA5に、1969年にアメリカ合衆国連邦政府からの助成金を得てポーテージ・プロジェクトが設けられ、ポーテージ早期教育ガイドを1972年に開発しました。その後1976年に改訂されました。現在では世界35以上の言語に翻案・翻訳され広く活用されています。
 チェックリストを用いたアセスメントによって選び出された行動目標を達成するために”応用行動分析の原理”を適用します。望ましい行動を増加させるためには、正の強化(行動が起ったら強化刺激を提示する)や負の強化(行動が起ったら嫌悪刺激を除去する)を行います。望ましくない行動や「問題行動」が起ったら、その行動の機能アセスメントを行って機能を推定し(機能は大きく4つに分かれます:「注目」「要求(物・活動)」「逃避・回避」「感覚」)、その機能と同じで周囲の人に認められるような代わりの行動を行います。
 指導は、まず現在の子どもの発達の実態を正しく知るためにチェックリストを用いてアセスメント (発達アセスメント)を行うことから始めます。これをもとに子どもに指導する項目を親と話し合いながら各発達領域から選びます。さらに、子どもに応じて、その行動目標を細かいステップに分け(課題分析)、次回までの指導目標を書いて親に渡します。親は家庭で一定期間(1週から1ヵ月)指導し、その後、どこまで達成されたかアセスメントを行い、次の指導目標へと進めていきます。
                       認定NPO法人日本ポーテージ協会HP引用


インリアル・アプローチ?

 Inter Reactive Learning and communication (INREAL)受けた指導を日常生活の中で生かしてこそ、ことばが話せるようになってくるのです。
(1)子どもに主導権を与える
 ・子どもの自発的な動きを尊重。
 ・子どものあらゆる面での発達段階を把握(SOUL)。
(2)遊びが学習の基礎である
 子どものコミュニケーションの力をつけていくための具体的なことばの指導。子どもの心を開き、現在もっている力を十分に発揮させる手助けをする指導者を育て、また、その質を高めること。
                          軽度発達障害フォーラムHP引用


TEACCHプログラム?

 TEACCHとは、「米ノースカロライナ州で実施されている、自閉症等コミュニケーションに障害のある子供達やその家族への包括的対策プログラム」の名称です。個別教育計画(IEP)を作成し、「構造化された環境で認知発達を促す訓練をする」というコンセプトにしたがって行われています。
 基本理念として、自閉症児・者が施設で生活するのではなく、それぞれの地域社会のなかで自立した生活を営むことができるようにする。TEACCHプログラムは、不適切行動に焦点をあてるというより、適切な技能を発達させることを強調している。自閉症の人自身の適応力を高めると同時に自閉症の人にとって理解しやすい環境を操作する(構造化)とゆう2つの方向からのアプローチの相互性を重視している。
                             自閉症健康ガイドHP引用


ソーシャルスキルトレーニング?

 “Social Skills Training”の略で、「社会生活技能訓練」や「生活技能訓練」などと呼ばれています。小児の分野では「社会的スキル訓練」、教育の分野では「スキル教育」とも呼ばれます。
 SSTは認知行動療法の1つに位置づけられる新しい支援方法で、対人関係を中心とする社会生活技能のほか、服薬自己管理・症状自己管理などの疾病の自己管理技能に関わる日常生活技能を高める方法が開発されています。近年わが国でもその効果が認められ、1994年4月「入院生活技能訓練療法」として診療報酬に組みこまれました。
 現在では、医療機関や各種の社会復帰施設、作業所、矯正施設、学校、職場などさまざまな施設や場面で実践されています。家庭や職場訪問など地域生活の現場での支援も行われています。精神障害をもつ人たちをはじめ社会生活の上で様々な困難を抱えるたくさんの人たちの自己対処能力を高め(エンパワメント)、自立を支援するために、この方法が広く活用されることが期待されています。
                         一般社団法人 SST普及協会HP引用

 


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